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セタビブログ

2019.09.11

昭和の洋画壇を代表する作家たちの作品を堪能できる収蔵品展「森芳雄と仲間たち」

撮影:上野則宏

撮影:上野則宏

2019年11月24日(日)まで、当館の2階の展示室では、ミュージアム コレクション「森芳雄と仲間たち」を開催中です。
1985年から晩年の10年ほど、世田谷に在住していた森芳雄(1908-1997)作品36点(一部寄託作品を含む)をご紹介しています。森芳雄は、武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)で、1951年から長い間後進の指導に尽力しました。
本展では、重厚なマチエールと心温まる画風の森芳雄の作品に加え、森芳雄が所属していた自由美術家協会の盟友や武蔵野美術大学教授時代の同僚などの作品もご紹介しています。

森芳雄の作品



森が、若い時期に渡仏した際、先に滞在して世話をし、自由美術家協会の会員同士でもあった山口薫(1907-1968)と武蔵野美術大学で13年、森と一緒に教え、世田谷の作家たちの交流の場であった白と黒の会でも一緒だった須田寿(1906-2005)。

山口薫と須田寿の作品



森とは自由美術家協会の会員同士で、白と黒の会のメンバーであった難波田龍起(1905-1997 )と森とは自由美術家協会の会員同士で、武蔵野美術大学で30年間共に勤務していた麻生三郎(1913-2000)。

難波田龍起と麻生三郎の作品




彌生画廊や壺中居、フジカワ画廊、日動画廊、サエグサ画廊、資生堂ギャラリーなどのグループ展で一緒だった脇田和(1908-2005)。

脇田和の作品



どの作家も昭和の洋画壇を代表する作家です。
コーナー展示では、資生堂名誉会長・福原義春氏からご寄贈いただいた、銅版画家・駒井哲郎(1920-1976)の色鮮やかなモノタイプ作品を展示しています。

駒井哲郎の作品


いずれも、世田谷ゆかりの作家たちです。是非ゆっくりとご鑑賞ください。

9月14日(土)からは、1階の展示室にて、「チェコ・デザイン100年の旅」が始まります。
写真パネルは、今回、多数の作品をお貸しくださったチェコ国立プラハ工芸美術館の建物です。ミュシャのポスターをはじめ、食器や家具など約100年の様々なチェコ・デザインをご覧いただけます。

エントランスに展示されたチェコ国立プラハ工芸美術館の…



是非こちらもお楽しみください。

Y.M

投稿者:Y.M

2019.09.11 - 07:30 PM