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セタビブログ

2020.05.14

世田谷美術館美術大学通信講座② 「自宅で毎日3分クロッキー」その2 〈続けることの意義〉

三宅一樹さん

三宅一樹さん

三宅一樹《浅蜊》ボールペン


世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。
「自宅で毎日3分クロッキー」の第2弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。
その1を掲載してから早2週間、皆様、クロッキーを続けていらっしゃいますでしょうか?
今回はこの2週間の間の三宅さんの作品を見せていただきながら、クロッキーを続けることの意義についてお話しいただきました。
聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。


自宅で毎日3分クロッキー 第2回(25分)


講座名:「自宅で毎日3分クロッキー」
対象:どなたでも
内容:1日1枚クロッキーを描く(詳しくは動画をご覧ください)
用意するもの:無地のノート、使い慣れた筆記用具(鉛筆やボールペンなど)。

三宅一樹《浅蜊食後》


【講師からのアドバイス】
・線一本でもOKですが、毎日描くことがポイントです。
・時には3分以上、または一日に何枚描いても良いのですが、頑張りすぎて続かなくならないように気をつけてください。
・身の回りの、愛するものがモチーフとして最適です。(ペット、植物、愛用品など)
・写真は使わず、自分の眼で見て描いてください。
・画面の隅に、日付を入れてください。
・紙は表裏両面に描かず、一画一面が良いでしょう。

「クロッキーはメモであり、日記です」
人に見せる必要はありません。ですから下手でも構いません。
絵の経験も要りません。専門の道具も必要ありません。
無地のノートと、ペンさえあれば大丈夫です。
一日3分でも、毎日描いていると、心のスイッチがONになります。
スイッチがONになれば、眼が開き、心も解放されます。
ステイホームのこの時期だからこそ、身心を解放しませんか?
講師:三宅一樹 

三宅一樹《バナナ》ボールペン


講師プロフィール
三宅 一樹(みやけ いっき)
彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。
近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) など。
セタビ Podcasting Vol.27(三宅一樹氏「世田谷美術館教育普及プログラム」音声コンテンツ)

三宅一樹《スルメイカ》ボールペン


三宅一樹《ブロッコリー》ボールペン


三宅一樹《蛤に就いてⅠ》木彫刻



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C.A

投稿者:C.A

2020.05.14 - 12:00 AM