2022.01.12
世田谷美術館美術大学通信講座②「自宅で毎日3分クロッキー」その19〈描き初め〉
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。
2022年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
この講座も足掛け2年となりました。
直接顔を合わせなくても、どこかに共にクロッキーを続ける仲間がいる、そんな講座もなかなか良いものではないでしょうか。
さて今回は、前回呼びかけました
「2022年元旦の描き初め」です。20名、25枚の新年のクロッキーをご覧ください。
聞き手は当館普及担当の東谷です。
自宅で毎日3分クロッキー 第19回 前編(約20分)
→「自宅で毎日3分クロッキー」をYoutubeで見る自宅で毎日3分クロッキー 第19回 後編(約24分)
→「自宅で毎日3分クロッキー」をYoutubeで見るC.A:描き初めクロッキー《三毛模様探求》 鉛筆
C.A:描き初めクロッキー《三毛模様探求》 鉛筆
新年、まっさらな眼で観察し、発見した喜びが感じられます。
三毛の模様を理解できるまで繰り返し鉛筆を走らせていたようで、そこには邪心がありません。
量感も捉えられており、抱き上げたときの感触まで伝わってくるようです。
愛猫に対する眼差しと、深い観察眼に満ちた、素晴しい描き初めではないでしょうか。(文:三宅一樹)
講師プロフィール
三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期課程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。
論文:2021年『純粋素描論』(「多摩美術研究 第10号」掲載)。
近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年・2021年壺中居(日本橋)など。
掲載誌information
『美術の窓』2月号 特集「デッサン」(2022年1月19日発売)人物クロッキーのデモンストレーション取材が紹介されています。
(特別ゲストモデルとして、あるバレエダンサーをアトリエにお招きしました。)
ロダン、ミケランジェロの巨匠のデッサンについて、解説コラムも寄稿しております。
クロッキーに励む皆様へ、何か参考になれば幸いです。
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C.A
投稿者:C.A
2022.01.12 - 05:19 PM