我国におけるシュルレアリスムの紹介者として知られる福沢一郎は、戦前の前衛絵画運動に大きな刺激を与え、その中心的存在となりました。また、戦後も地獄絵の連作をはじめとして、神話や歴史の中にテーマを求めて、壮大なスケールによる人間ドラマを描き続けています。昭和53年には文化功労者に選ばれ、今年1月には90歳を迎えられましたが、その制作意欲は衰えるどころかますます盛んで、驚嘆に値すると言えましょう。
本展は、作者の出身地である群馬県の県立近代美術館と、昭和16年以来、居を構える世田谷の当館との共同企画により、福沢一朗の画業の全貌を御紹介するものです。
本展は、作者の出身地である群馬県の県立近代美術館と、昭和16年以来、居を構える世田谷の当館との共同企画により、福沢一朗の画業の全貌を御紹介するものです。