わずか10年のうちに戦国の七雄から一人抜きんでた秦の始皇帝は、B.C.221年、全中国を平定、中国史上初めての統一国家を完成します。彼が確立した郡県制や官僚制を柱とする中央集権的専制君主体制は、その後2000年に及ぶ中国の国家体制の原型となったものです。始皇帝はまた、車軌、度量衡、文字、貨幣を統一、一方万里の長城を築くなど後代に大きな遺産を残しました。
1974年、西安近郊で一農夫の偶然の発見から兵馬俑坑の存在があきらかになり、以来20年、1号坑と3号坑はすでに発掘が完了、残る2号坑の発掘も現在鋭意進められています。
本展では、2号坑における最新の発掘の成果も踏まえながら、兵馬俑、青銅器、貨幣、度量衡原器など、計122件約160点により、秦の始皇帝の事蹟とその時代を概観いたします。
1974年、西安近郊で一農夫の偶然の発見から兵馬俑坑の存在があきらかになり、以来20年、1号坑と3号坑はすでに発掘が完了、残る2号坑の発掘も現在鋭意進められています。
本展では、2号坑における最新の発掘の成果も踏まえながら、兵馬俑、青銅器、貨幣、度量衡原器など、計122件約160点により、秦の始皇帝の事蹟とその時代を概観いたします。