[カタログ/1996年4月発行]
-開催概要から-
世田谷美術館はおかげさまで、この春に開館10周年を迎えます。それを記念して平成8年度企画展の第一弾として、4月より特別展「世田谷の美術」を開催いたします。
世田谷区には、日本を代表するすぐれた美術家が多数住んでおりましたし、また現に住んでおられます。当館では開館以来、それらの作家の業績を調査研究し、作品を収集保管し、あるいは展覧会を通じて世に紹介することを重要な業務のひとつにしてまいりました。
その結果、現在までに多くの在住作家展を開催したり、200名近い作家の代表的な作品を収蔵することができました。
本展はそのような成果を第一部「さまざまな流れのなかで:創造的な個性」、第二部「国際的動向への関心:連帯を求めて」、第三部「地域的な交流の輪」(以上約230点)、さらには第2会場玉川高島屋S.Cアレーナホール/第四部「世田谷の仲間たち―『白と黒の会』と二子玉川の作家たち」(以上約50点)に分けて一堂に展覧するものです。地域に密着しつつ、国内はもとより国際的な動向にもつながっていくという、この地域独特の美術のあり方が、
改めてくっきりと浮かび上がってくることでしょう。またそのような状況から、作家どうしの交友・交流にまで及んで「世田谷的な美術」の特質が明らかになってくるでしょう。
世田谷区には、日本を代表するすぐれた美術家が多数住んでおりましたし、また現に住んでおられます。当館では開館以来、それらの作家の業績を調査研究し、作品を収集保管し、あるいは展覧会を通じて世に紹介することを重要な業務のひとつにしてまいりました。
その結果、現在までに多くの在住作家展を開催したり、200名近い作家の代表的な作品を収蔵することができました。
本展はそのような成果を第一部「さまざまな流れのなかで:創造的な個性」、第二部「国際的動向への関心:連帯を求めて」、第三部「地域的な交流の輪」(以上約230点)、さらには第2会場玉川高島屋S.Cアレーナホール/第四部「世田谷の仲間たち―『白と黒の会』と二子玉川の作家たち」(以上約50点)に分けて一堂に展覧するものです。地域に密着しつつ、国内はもとより国際的な動向にもつながっていくという、この地域独特の美術のあり方が、
改めてくっきりと浮かび上がってくることでしょう。またそのような状況から、作家どうしの交友・交流にまで及んで「世田谷的な美術」の特質が明らかになってくるでしょう。
編集・発行:世田谷美術館