[カタログ/2008年発行]
-開催概要から-
国宝、重要文化財98点を含む200件を展示!
堂内の配置そのままに寺外で初めて公開される国宝・中尊寺金色堂西北壇の仏像十一体をはじめ、平泉ゆかりの珠玉の名宝をかつてない規模で一堂に公開。
平泉は、平安時代後期に奥州藤原氏によって独特の景観と高い文化を築き上げた都市です。特に中尊寺金色堂や毛越寺庭園は、藤原氏が理想とした争いのない平和な世界である「平泉浄土景観」の象徴となっています。また平泉とその周辺には、柳之御所遺跡、達谷窟、長者ヶ原廃寺跡、白鳥舘遺跡、骨寺村荘園遺跡などが残されており、これらの文化遺産は2011年の世界遺産登録を目指しています。
本展では、「平泉の文化遺産」の名宝や歴史資料、出土資料など国宝・重文98点を含む200件を展示し、世界に例のない景観と名宝を残した「みちのくの都・平泉」の魅力を余すことなく紹介します。本展では、中尊寺金色堂内の「西北壇」上に安置される仏像11体(国宝)を、堂内の配置そのままに寺外で初めて公開します。
このほか、清衡の発願で作られた「紺紙金銀字一切経」(国宝・金剛峯寺所蔵)や、「螺鈿平塵案」、「金銅華鬘」(以上国宝・中尊寺所蔵)など、シルクロードの影響を受けたともいわれる国際色豊かな意匠・技法と、日本の美意識とがみごとに融合した貴重な文化財の数々をご覧いただけます(会期中展示替えあり)。
平安時代から現代まで脈々と受け継がれてきた、悠久の世界をどうぞご堪能ください。
※仙台展、福岡展、東京展の各会場ごとに出品作品は異なります。
平泉は、平安時代後期に奥州藤原氏によって独特の景観と高い文化を築き上げた都市です。特に中尊寺金色堂や毛越寺庭園は、藤原氏が理想とした争いのない平和な世界である「平泉浄土景観」の象徴となっています。また平泉とその周辺には、柳之御所遺跡、達谷窟、長者ヶ原廃寺跡、白鳥舘遺跡、骨寺村荘園遺跡などが残されており、これらの文化遺産は2011年の世界遺産登録を目指しています。
本展では、「平泉の文化遺産」の名宝や歴史資料、出土資料など国宝・重文98点を含む200件を展示し、世界に例のない景観と名宝を残した「みちのくの都・平泉」の魅力を余すことなく紹介します。本展では、中尊寺金色堂内の「西北壇」上に安置される仏像11体(国宝)を、堂内の配置そのままに寺外で初めて公開します。
このほか、清衡の発願で作られた「紺紙金銀字一切経」(国宝・金剛峯寺所蔵)や、「螺鈿平塵案」、「金銅華鬘」(以上国宝・中尊寺所蔵)など、シルクロードの影響を受けたともいわれる国際色豊かな意匠・技法と、日本の美意識とがみごとに融合した貴重な文化財の数々をご覧いただけます(会期中展示替えあり)。
平安時代から現代まで脈々と受け継がれてきた、悠久の世界をどうぞご堪能ください。
※仙台展、福岡展、東京展の各会場ごとに出品作品は異なります。
目次
ごあいさつ
「平泉文化と「浄土」」大矢邦宣
「平泉仏教文化の諸相と特質―奥州藤原氏三代の仏事を中心として―」有賀祥隆
平泉の文化遺産
プロローグ 浄土空間 平泉
特論「平泉の浄土庭園」田中哲雄
第一章 みちのくの古代・みちのくの祈り
第二章 仏都平泉 みちのくの中央・朝日差し夕日輝く
第三章 輝きの浄土 中尊寺の至宝
特論「中尊寺創建伽藍における「一基の塔」と「中尊」」長岡龍作
特論「中尊寺経(紺紙金銀字一切経)をめぐって―金剛峯寺蔵中尊寺経の調査のことども―」泉武夫
第四章 祈りとまつり
作品解説
出品目録
関連年表
奥付
企画委員:有賀祥隆(東北大学名誉教授、東京藝術大学客員教授)、泉武夫(東北大学大学院教授)、大矢邦宣(平泉郷土館長、盛岡大学教授)、破石澄元(中尊寺仏教文化研究所主任)、菅原光聴(中尊寺事務局管財部執事)、及川司(平泉町文化財センター所長補佐)、政次浩(東北歴史博物館学芸員)
発行日:平成20年11月14日
装訂:大西和重(株式会社ザイン)
制作:株式会社大塚巧藝新社
印刷:川嶋印刷株式会社
編集・発行:NHK仙台放送局、NHKプラネット東北
©2008 NHK仙台放送局、NHKプラネット東北