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刊行物

『ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち』

[カタログ/2017-18年発行]

-開催概要から-

パリという魅力あふれる都市に生きる女性、パリジェンヌ。サロンを仕切る知的な女主人、子を慈しむ美しい母、流行を生み出すファッショニスタ、画家のミューズ、そして自ら道を切り開き才能を開花させた画家や女優――その多様な生き方は、今なお私たちを惹きつけてやみません。

本展覧会では、マネの《街の歌い手》をはじめ、ドガやルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、カルダンやバレンシアガの斬新なドレスからブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫ります。

目次

地図

年表

はじめに



1章 パリという舞台―邸宅と劇場にみる18世紀のエレガンス

「貴婦人たちのお茶の時間―東インド会社がもたらした東西文化の出会い」福田浩子

「17世紀フランスサロンの確立から18世紀のサロンへ」栁澤宏美



2章 日々の生活―家庭と仕事、女性の役割

「≪窓辺で刺繍をする人≫に関する技術的ノート」ルイーズ・オルシーニ

「家庭における女性の役割」樋口茉呂奈



3章 「パリジェンヌ」の確立―憧れのスタイル

「パリからアメリカへ―控えめに装う女性たち」平芳裕子

「19世紀パリジェンヌを魅了したカシミール・ショール」福田浩子



4章 芸術をとりまく環境―制作者、モデル、ミューズ

「19世紀フランスのモデルをとりまく環境」樋口茉呂奈



5章 モダン・シーン―舞台、街頭、スタジオ

「ポストカード 大流行の時代」栁澤宏美

「「最もパリジェンヌらしい女豹」―ジョセフィン・ベーカーというアイコン」塚田美紀

「レギーナ・レラング―第二次世界大戦前後のファッション写真」山下寿水



作家解説

出品リスト

参考文献



奥付

編集:名古屋ボストン美術館、世田谷美術館、広島県立美術館、NHK、NHKプロモーション

翻訳:冨田章、松下ゆう子、湊典子、村上万里子、栁澤宏美、山下寿水

デザイン・編集:STORK

制作:DNPアートコミュニケーションズ

印刷:大日本印刷

発行:NHK、NHKプロモーション 2017年6月10日発行

©2017-2018 NHK, NHK Promotions Inc.

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