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企画展(終了)
田沼武能(1929-)は東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業後サン・ニュース・フォトス社に入り、木村伊兵衛の助手として写真家人生をスタートしました。『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真による連載で注目を集めたのち、アメリカのタイム・ライフ社と契約しフォト・ジャーナリズムの分野でも活躍。また、黒柳徹子ユニセフ親善大使の援助国訪問には1984年の初回からすべてに同行するほか、これまで120カ国を超える世界中の子どもたちを撮影してきました。卒寿を迎える今も写真家として第一線で活躍する田沼ですが、彼が子どもや文化人の写真と並びライフワークとしてきたのが、自身の生まれ育った下町を中心とした東京の写真です。戦後の焼け野原から出発し、様々な矛盾を内包しながらも再生を目指し激しく変貌した都市・東京。その諸相を捉えた写真作品180点を「子ども」「下町」「街の変貌」の3つの視点からご紹介します。さらに、当館での個展開催にちなみ特別企画として、世田谷区ゆかりの文化人の肖像写真24点も展示します。これら多彩な作品により、田沼武能の写真世界の魅力をご堪能ください。
イベント(終了)
本展会期中に90歳の誕生日を迎える田沼氏。本展出品作の解説や新人の頃のエピソードから、海外での取材活動や近年のライフワークまで、70年にわたるご自身の写真家人生についてお話しいただきます。
イベント(終了)
写真家と編集者として長年親交のある東京下町生まれのお二人に、子どもの頃のことや東京の街、さらにはこれまでのお仕事についてなど幅広く語っていただきます。
イベント(終了)
展覧会毎に、様々な趣向を凝らした内容で、子どもから大人までその場で楽しめる簡単な工作などを行います。この度は、短い文章で読み札を作り、描いた絵札はマグネットにします。読み札にメッセージを託してプレゼントに!
ミュージアムショップ
目次〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964〕「暮らしの詩と真実(田沼武能への手紙)」(序文)酒井忠康図版篇第1章 子どもは時代の鏡図版1~60「エッセイ」川本三郎第2章 下町百景図版61~120「エッセイ」川本三郎第3章 忘れ得ぬ街の貌図版121~180「エッセイ」川本三郎解説篇「街頭の人間模様」マーク・フューステル、訳:中尾ハジメ資料篇「田沼武能年譜」編:三木敬介「田沼武能主要文献」編:三木敬介作品リスト「東京 わがふる里」(あとがき)田沼武能奥付〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964〕2017年10月31日 第1刷発行©著者:田沼武能執筆:田沼武能、川本三郎、酒井忠康、マーク・フューステル、木村麻紀子デザイン:熊谷博人、望月文子協賛:株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン発行者:岩原靖之発行:株式会社クレヴィス印刷製本:文化堂印刷株式会社 HBP-700ISBN978-4-904845-94-3 C0072目次 なし〔田沼武能写真展 東京わが残像1948-1964 特別企画 世田谷の文化人〕奥付〔田沼武能写真展 東京わが残像1948-1964 特別企画 世田谷の文化人〕2019年2月8日発行著者:田沼武能編集:三木敬介(世田谷美術館)発行:世田谷美術館デザイン:桑畑吉伸制作:リーヴル©2019田沼武能 Tanuma Takeyoshi©2019世田谷美術館 Setagaya Art Museum〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964展にあわせて刊行〕
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世田谷美術館は開館20周年を迎えた2006年に、ホームページの新企画として「セタビ Podcasting」を開始いたしました。Podcast(ポッドキャスト)とは、いつでも好きな時に音声コンテンツをお楽しみいただけるサービスです。「セタビ Podcasting」は展覧会やイベントの舞台裏、隠れたエピソードなど、この番組でしか聴けない貴重な情報を、皆さまに音声でお届けしてきました。記念すべき第一回では、2006年に開催の企画展「クリエイターズ」展の出品作家、長大作(1921-2014)氏をゲストにお迎えしました。世田谷区在住の家具デザイナーであった長氏には、出品作品や展覧会について、またご自身のデザインに対する思いなどをお話しいただきました。セタビ Podcasting Vol.1(「クリエイターズ」展に関連した音声コンテンツ)近年では企画展「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」に関連し、昨年、文化勲章を受章された写真家・田沼武能(1929-)氏ご本人から、どのようにして写真家・木村伊兵衛の助手となったかなど、その当時のエピソードや、一発勝負で瞬間を捉える醍醐味について、撮影者ならではの想いをお話しいただきました。セタビPodcasting Vol.55(「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」展に関連した音声コンテンツ)写真家・田沼武能氏サービス開始より14年のあいだに配信したコンテンツは、現在60を数えます。出品作家はもちろん、出品作家のご家族やご子孫、研究者、展覧会監修者や担当学芸員など展覧会に関連するコンテンツから、ライヴやパフォーマンス・イベントの出演者、ワークショップのナビゲーターなど普及に関するコンテンツまで、世田谷美術館の幅広い活動をご紹介しています。「セタビ Podcasting」には世田谷美術館の活動がギュッと凝縮されています。一つのコンテンツは15~20分ほどです。「おうちで過ごそう」のこの機会に、ぜひご自宅でお楽しみください。セタビPodcasting これまでの配信一覧
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砧公園の満開の桜にかこまれて、本日3月30日(土)は、世田谷美術館のさくら祭の初日でした。薄曇りの天気ではありましたが、お蔭様で大勢のお客様にお越しいただきました。フリーマーケットや、ワークショップ、抽選会、チャリティーコンサートなど盛沢山です。明日の3月31日(日)も、10:00~16:00まで開催いたしますので、砧公園のお花見がてら、是非、お立ち寄りください。昭和の懐かしい風景の写真が展示されている企画展「田沼武能写真展―東京わが残像1948-1964」や、アフリカの現代美術の作品を紹介しているミュージアム コレクション展も開催中です。両方とも、会期終了間近ですので、お見逃しなく!
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ゲスト:田沼武能(写真家) 聞き手:三木敬介(本展担当学芸員)世田谷美術館で、2019年4月14日まで開催中の企画展「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」に関連し、今年、写真家として活動して70年の節目を迎えた田沼武能氏が、どのようにして写真家・木村伊兵衛の助手となったかなど、当時のエピソードや、一発勝負で瞬間を捉えるフィルム写真ならではの撮影者の想いをお聞きしました。浅草下町生まれの田沼氏ならではの温かみのある語り口を、ごゆっくりお楽しみください。※セタビPodcastingについて
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2019年4月14日まで開催中の、「田沼武能写真展 東京わが残像」にちなみ、当館のレストラン、ル・ジャルダンでは、特別メニューを召し上がっていただけます。戦後、各地で焼け野原となった街々。そこには、復興をに力を尽くす人々の努力と、はるか遠くに見え隠れする幸福への光の路があったことでしょう。今回の特別メニューは、どこか懐かしく、そして夢と希望が託された品々で彩られています。アミューズアミューズは、旬の素材。菜の花、桜エビなどでつくったソースを添えた帆立貝。そして、同じプレートに、サラダ、トマトをつかったやさしい味付けが特徴のパスタ、具だくさんのミネストローネ、コッペパンが並びます。給食のようなレトロな趣が、懐かしい気持ちを誘います。第2プレートそして、二つめのプレートには、一口大のエビのクリームコロッケ、牛スジの煮込み、そしてトンテキが並びます。下町の洋食屋さんの風情が漂う、取り合わせです。デザート最後のプレートは、デザート。こちらには、練乳の風味が舌に懐かしいアイスクリーム、プリン、そして濃厚な味わいのアップルパイが盛られます。どれも、日本人の生活に洋食がなじみ始めた頃から伝わる、身近な料理です。春風に揺れる木々の梢を眺めながら、どうぞ、ゆっくりとした時間をお過ごしください。ちなみにお値段は、3240円(税込)。おなかいっぱいになること請け合いです。ル・ジャルダンのホームページはこちらです。
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2月9日(土)から始まった展覧会「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」では、今年90才を迎える写真家・田沼武能氏の活動を、戦後の1948年から1964年の東京オリンピック開催の年にかけて撮影された写真180点をご紹介します。そして会場のところどころには、懐かしい記憶がよみがえる、当時の「すごろく」や「めんこ」、東京オリンピックの記念品などが展示されています。「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」…第一部のテーマは「子ども」。路地や街角の子どもたちの生きいきとした表情や、戦後の子どもたちの暮らしをご紹介します。「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」…続く「下町」をテーマとした第二部では、祭りや出店などに集まる人で賑わう街の様子が並びます。「街の変貌」をテーマとした第三部では、急速な変貌を遂げる東京の街と暮らしを撮影した作品をご紹介します。「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」…会場最後のコーナーでは、「特別展示 世田谷の文化人」として、20代の田沼武能氏にとっては出世作となり、現在もライフワークとして続く、肖像写真の中から、世田谷にゆかりのある文化人の姿をとらえた作品を展示しています。「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」…「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」展の会期中に設置されるエントランスのバナーは、自由に撮影できます。田沼武能写氏の作品《路地裏の縁台将棋》[佃島]1958年 とともに記念写真をどうぞ。「写真はしまっておくだけでは意味が無い。見ていただかないと。」とは、開会式での田沼武能氏のお言葉。ご来場の皆様も、ぜひ、フォトスポットでの写真撮影で展覧会ご来場の思い出をお知り合いにご紹介してください。