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企画展(終了)
白洲正子が訪ねた、寺社の名宝約120件を一挙公開 白洲正子は1910(明治43)年、樺山伯爵家の次女として東京・麹町に生まれました。4歳から能に親しみ、14歳で女性として初めて能舞台にたちます。米国留学の後、白洲次郎と結婚。戦後は稀代の眼利き青山二郎の薫陶を受け、文芸評論家の小林秀雄ら一流の文化人と交流を深めながら、文学と骨董の世界に没頭していきます。能に造詣が深かった正子は1953(昭和28)年43歳の時に、能面を求めて各地を旅しました。この旅が契機となり、その後正子は日本各地の寺社を訪ね、背景に潜む歴史を書き記しながら、自身の美意識に基づく知られざる神仏像を取り上げ、多くの紀行文の名作を発表しました。今回の特別展は正子が旅先で出会った神や仏、自然を彼女の著作と関連づけながら紹介していくものです。多くの国宝や重要文化財、秘仏が世田谷美術館に集結することが本展の大きな特徴となります。2010(平成22)年は白洲正子生誕100年の節目の年に当たります。本展はこれを記念し、白洲正子の代表的な著作・『西国巡礼』、『かくれ里』、『近江山河抄』、『十一面観音巡礼』の紀行文や、『明恵上人』、『世阿弥』等の評伝に遺された正子の言葉とともに、ゆかりの寺社の普段は非公開の秘仏や神像、宝物など、国宝・重文を含む約120件(展示替え有)を展示します。 世田谷美術館は都内屈指の桜の名所でもある砧公園の一角に位置します。本展の会期はちょうど桜から新緑へと移り変わる、日本の自然の美が堪能できる季節にあたります。是非、公園の景色とともに展示作品をお楽しみください。本展覧会では、白洲正子の美意識や世界観を形づくる10のキーワードを設定いたしました。これらのキーワードを軸に、白洲正子の眼を通した日本人の神や仏、自然への信仰を感じ取ってください。
イベント(終了)
イベント(終了)
ヒノキ板に色鮮やかな絵の具で絵を描いて雲母で仕上げ、和風のストラップを作ります。どなたでもその場で参加することができます。
イベント(終了)
刊行物
目次 なし奥付編集:株式会社ジパング、株式会社新潮社発行:NHK、NHKプロモーション、NHKプラネット中部2010年10月19日制作:株式会社新潮社デザイン:新潮社装幀室印刷・製本:凸版印刷株式会社翻訳:リングァ・ギルド函 写真:野呂希一函底 写真:藤森武本文の引用は『白洲正子全集』(新潮社刊)によります。
ブログ
「白洲正子がこよなく愛した近江の魅力」ゲスト:髙梨純次氏(滋賀県立近代美術館学芸課長)ナビゲータ/ナレーション:村上由美(当館学芸員)生誕100年特別展 世田谷美術館開館25周年記念「白洲正子 神と仏、自然への祈り」に関連して、白洲正子が幾度も旅で訪れた近江の仏像や神像の魅力について、展覧会をご一緒した滋賀県立近代美術館の学芸課長の髙梨純次さんにお話しを伺います。※セタビPodcastingについて