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企画展(終了)
1945年以降、約40年間にわたって草屋根の民家を描き続けたことで知られる向井潤吉は、1901年に京都に生まれ、1933年からは世田谷区弦巻にアトリエを構え、制作を重ねた作家です。本展は向井の画業を主軸としつつ、彼が感慨をこめて綴ったさまざまなエッセイを手がかりとして構成します。そして、その文中に登場する向井が交流をもったさまざまな人々の作品や諸資料もあわせてご紹介し、向井潤吉の画家としての足跡を辿ろうとするものです。
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展覧会毎に、様々な趣向を凝らした内容で、子どもから大人までその場で楽しめる簡単な工作などを行います。
ミュージアムショップ
目次序言図版I-1 1900's-1930's 出生から渡欧までコラム 建築家・菅原栄蔵と世田谷のアトリエI-2 1930's-1950's 戦争の時代、そして民家との出会いコラム 行動美術協会の結成I-3 1960's 民家遍旅コラム 欧州・中国再訪I-4 1970's-1980's 民家集大成II-1 民家の素描II-2 本と雑誌の仕事II-3 民家の取材記録コラム 向井潤吉の絵画と写真論考・資料「向井潤吉 風景へのまなざし」橋本善八(附)「制作日誌」からたどる向井潤吉の足跡〔再録〕向井潤吉のエッセイ歩く楽しみ/出戻る旧作品/武蔵野雑観/民家を描く旅/民家遍旅/画室蔵/よみがえる民家向井潤吉 年譜向井潤吉 主要文献作品リスト奥付執筆:酒井忠康、橋本善八、矢野進、池㞍豪介編集:橋本善八、矢野進、池㞍豪介編集補助:新宮和聖、新谷萌美デザイン:馬面俊之制作:リーヴル発行日:2017年11月30日 発行者:世田谷美術館、世田谷美術館分館向井潤吉アトリエ館Setagaya Art Museum © 2017
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出演:世田谷美術館学芸員・橋本善八(本展担当学芸員、当館学芸部長)、友人・門 あすか(当館学芸員)世田谷美術館で2018年9月8日から11月4日まで開催した企画展「民家の画家 向井潤吉 人物交流記」に関連した、展覧会担当学芸員による、向井潤吉の生涯と本展の見どころのお話しです。このたびのセタビ・ポッドキャスティングでは、いつもと趣向を変えて、展覧会を担当した学芸員の友人が、美術館へ訪ねてきたとことから始まる会話劇としてお届けします。ごゆっくりお楽しみください。※セタビPodcastingについて
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9月7日(土)から始まった展覧会「民家の画家 向井潤吉 人物交流記」では、これまでにない規模で向井潤吉の画業の全容を紹介しています。Ⅲ1960―1989「民家遍旅」戦後、草屋根の民家の風景を描き続けたことで知られる向井潤吉。今回の展覧会では、代表作の民家をテーマにした作品はもちろん、初期の浅井忠創設の関西美術院で学んでいた頃の作品や、渡欧時代のルーヴル美術館での模写作品、戦中の従軍画家としての仕事なども紹介。向井が民家を描く動機となった『民家図集』(緑草会編、大塚巧藝社、1930-31年)の一部もご覧いただけます。Ⅰ1901-1936「出生から渡欧まで」Ⅱ1937―1959「戦争の時代、そして民家との出会…また向井潤吉は、本や新聞連載の挿図なども数多く手掛け、行動美術協会の結成や世田谷の芸術家の集り「白と黒の会」でも中心的な役割を果たしてきました。本展では、こうした向井潤吉の様々な側面を彼の残したエッセイとともに辿り、激動の時代を生きた民家の画家の魅力に迫ります。そして2階では、向井潤吉の作品の時代とも重なってくる当館所蔵の1930年代から2000年代にかけて撮られた東京の写真を展示する「ミュージアム コレクションⅡ 東京スケイプ Into the City」を開催しています。2階展示室 ミュージアム コレクションⅡ「東京スケイ…時代とともに変貌を重ねてきた都市の風景は、向井潤吉が描いた地方の消え行く農漁村の民家のある風景とある意味、表裏一体の風景といえるでしょう。是非、両方の展覧会をお楽しみいただければ幸いです。