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清川泰次記念ギャラリー 展覧会(終了)
清川泰次記念ギャラリーでは、2019年度の2つの収蔵品展を通じて、画家・清川泰次の約60年にわたる画業を概観します。前半の第1期では、清川が画家として活動をはじめた1940年代から60年代半ばまでの作品を展示します。1950年代の渡米を経て具象表現から抽象表現へと移行していく、清川のスタイルの変遷をご覧ください。
イベント(終了)
担当学芸員が、本展のみどころについて解説いたします。ぜひご参加ください。
イベント(終了)
担当学芸員が、本展のみどころについて解説いたします。ぜひご参加ください。
ブログ
みなさまこんにちは。世田谷美術館分館の清川泰次記念ギャラリーです。来る2019年5月、清川泰次(1919-2000)は生誕100年を迎えます。この節目の年にあわせて、清川の画業についてまとめた小冊子『清川泰次――人と作品』を作成いたしました。A5サイズ、全24ページで、作品のカラー図版、参考文献リストも掲載しており、清川作品に初めてふれる方にも、清川ファンの方にも、お楽しみいただける内容になっています。ここではその内容を少しご紹介します。******表紙と裏表紙を飾る作品は《アテネ》(1956年)。清川泰次が実際にギリシャを訪れた時の印象を元に描かれた作品です。東京オリンピックを来年に控えた2019年にふさわしいはじまりになっています!絵画Ⅰ 具象からの出発、そして抽象表現へ(1940年…こちらは、初期の頃の具象的な作品と、抽象表現へ移行した頃の作品です。右下の作品《マンダレー》(1956年)の色遣いの美しさは、当館の展示室の光の下で眺めると一番映える…といううわさです。絵画Ⅲ 色・線・形の構成(1990年以降)少し飛んで、最晩年の作品。色、線、形の構成による美を探求した表現が中心となっています。色面の美しさ、繰り返すパターン、形の面白さ、楽しんで制作している様子が伝わってきます。彫刻とデザイン『清川泰次記念ギャラリー所蔵作品選』には掲載されていない、ステンレスの彫刻作品や、生活デザインのグッズも紹介されています。清川宅では、自らデザインした食器やファブリックが、日常的に使われていたそうです。また、清川による、1950年代のアメリカを捉えた写真と、パリの藤田嗣治のアトリエを訪ねた際に撮影した写真も掲載されています。作品制作中の藤田を捉えたカラー写真は、大変めずらしいもののようです。*****ご紹介しました小冊子『清川泰次――人と作品』は、成城の清川泰次記念ギャラリーで、2019年度にⅠ期・Ⅱ期と開催される清川泰次の展覧会にご入場いただいた皆様に、無料で配布します。大正・昭和・平成と激しく移り変わる世の中にありながら、精力的に制作を続けた清川泰次の作品には、同じく大きな時代の変化に直面している現代の私たちにも響くものがあります。生誕100年のこの機会に、たくさんの方に清川泰次の作品世界にふれていただけますように。展示室にはお茶もご用意しています。どうぞお気軽に一息つきにいらっしゃってください。■展覧会のご案内■「清川泰次 具象から抽象へのあゆみ」【会期】 2019年4月2日(火)から2019年10月6日(日)まで【交通】小田急線「成城学園前駅」南口より徒歩3分http://www.kiyokawataiji-annex.jp/【学芸員によるギャラリートーク】 5月18日(土)11:00~8月24日(土)11:00~
新着情報
令和元年9月16日(月・祝)の敬老の日、満60歳以上の方(今年度満60歳になる方を含む)は世田谷美術館ミュージアムコレクション(当館収蔵品展)、向井潤吉アトリエ館、清川泰次記念ギャラリー、宮本三郎記念美術館を無料でご覧いただけます。その方に付き添いが必要と認められる場合は1名様に限り無料でご覧いただけます。なお、企画展「チェコ・デザイン100年に旅」につきましては無料観覧を行っておりませんのでご注意ください。世田谷美術館 ミュージアム コレクションⅡ「森芳雄と仲間たち」(2階展示室)世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 「草屋根と絵筆 向井潤吉のエッセイとともに」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー 「清川泰次 具象から抽象へのあゆみ」世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 「宮本三郎 花々と、女たちと」
新着情報
改元の慶祝事業として、2019年5月1日(水)、下記の展覧会を無料でご観覧いただけます。世田谷美術館 ミュージアム コレクション「それぞれのふたり 池田良二と海老塚耕一」(2階展示室)世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 「草屋根と絵筆 向井潤吉のエッセイとともに」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー 「清川泰次 具象から抽象へのあゆみ」世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 「宮本三郎 花々と、女たちと」