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昨年開催した「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」(2016年11月19日~2017年1月29日)の期間中、エントランスホールに、1986年の開館時から当館が開催してきた178件の展覧会のポスターをバナーにして壁一面に貼り出しました。そして、皆さんに思い出のエピソードとともに、展覧会を1つだけ選んでいただく企画を実施し、様々な年代の145名の方々にご参加いただきました。お寄せいただいたエピソードは、期間中ホームページでも一部ご紹介しました。 皆さんの思い出の展覧会は、実に人それぞれで、挙げてくださった展覧会は73件。一番多かった展覧会は、当館で最近最も多く入場者があった「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」(2014年)でしたが、他の展覧会との差がほとんどありませんでした。次点は、一票差の4件。「ワイエス展」(1988年)[ワイエスが好きになったきっかけの展示会でした(40代女性)]、「パラレル・ヴィジョン」(1993年)[アウトサイダーアートとの衝撃的な遭遇!!!アリジゴク的に引きずりこまれました~(50代女性)]、「秦の始皇帝とその時代展」(1994年)[母と一緒に見に来た展示 ここで初めて兵馬俑を知り、母はその後中国まで行って本場の兵馬俑を見てきました。(50代女性)]、「白洲正子 神と仏、自然への祈り」(2011年)[東日本の大震災の後、これからどうなっていくのだろうという思いと共に見た事を思い出します。不思議と静かな勇気を感じたように思います。(50代女性)]。そして、更に一票差は「佐藤忠良展」(2010-2011年)でした。皆さんの心に残る展覧会は、必ずしも展覧会の規模とは異なることがわかります。ご協力くださった皆様、有難うございました。そして、2018年1月13日(土)からの再開後も、ご来館を心よりお待ち申し上げます。
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現在、世田谷美術館で開催された開館以来30年間分の企画展から、皆さんの思い出の展覧会を選んでいただく、「あなたの思い出の展覧会」。選んでいただいた展覧会とともに寄せられた思い出のエピソードの一部をご紹介させていただきます。(順不同)開館記念展「芸術と素朴」(1986年)1986年は、社会人1年目。しかも大阪から東京にきたばかり。全く知らない東京で、右往左往しながら ようやく開館したての世田谷美術館に来ました。当時は素朴派と言えば、アンリ・ルソーしか知らなかったので、世田美の提言する「素朴」のカテゴリーが、すごく広いということにびっくりしました。ジャンルに捉われないアートの楽しみ方があることを初めて知りました。(50代 男性)「アンソニー・グリーン展」(1988年)新しい発見を作者といっしょにしている喜びがあることを覚えています。今でも鮮明に覚えています。(50代 女性)「世界四大文明 メソポタミア文明展」(2000年)「私が初めて子供を出産した年の展覧会でした。親友がそんな私に声をかけて子供とべったりな環境から連れ出してくれ、久しぶりに心が会報され、美術を楽しめて幸せな気持ちになりました。(ハートマーク)ハンムラビ法典も見れてよかったです。(40代 女性)「佐藤忠良展 ある造形作家の足跡」(2010‐2011年)亡き母と久しぶり会って、2人で世田谷美術館に来た頃を思い出しました。30年くらい前です。髙山辰雄展だったかもしれません。自分の人生の歴史と重なる気がします。(50代 女性)皆様、素敵なエピソード有難うございました。各展覧会の概要は当館ホームページのこれまでの企画展をご覧ください。まだまだ、ご紹介したいエピソードがたくさん寄せられていますので、また次回ご紹介させていただきます。
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現在、世田谷美術館で開催された開館以来30年間分の企画展から、皆さんの思い出の展覧会を選んでいただく、「あなたの思い出の展覧会」。選んでいただいた展覧会とともに寄せられた思い出のエピソードの一部をご紹介させていただきます。(順不同)「インド建築の5000年 変容する神話空間」展(1988年)お城(宮殿)が美しくて大好きになった。インド旅行にも行ってしまった。(40代 女性)「創建1200年記念 東寺国宝展」(1995年)丁度 阪神淡路大震災の年でした。京都国立へも行き、神戸、芦屋の被災地から足をはこび、なにか心身の動揺をしずめたものでした。(60代 男性)※東寺国宝展は4月11日~5月14日京都国立博物館で開催後、7月22日~8月27日世田谷美術館で開催されました。「冒険王・横尾忠則」展(2008年)名前は知っているけれど、絵は奇抜なカンジ・・・程度しか知識がなかった横尾さん。この展覧会を観たことがきっかけで、横尾さんの絵のみならず、本も手にするようになり、横尾ワールドにどっぷりとはまりました。世田美でも公開で絵を描かれていましたよね。それがきっかけとなり、毎年、世田谷区民展に出品するようにもなりました。様々なことを開眼させていただいた、きっかけの展覧会です。(50代 女性)「金山康喜のパリ―1950年代の日本人画家たち」展(2015年)全く知らない画家でしたが、独特の青や作品の空気感が好きになりました。美術館に通うきっかけの1つになった展覧会です。(30代 女性)皆様、素敵なエピソード有難うございました。各展覧会の概要は当館ホームページのこれまでの企画展をご覧ください。まだまだ、ご紹介したいエピソードがたくさん寄せられていますので、また次回ご紹介させていただきます。
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世田谷美術館が開館して30年が経ちました。現在、エントランスではこれまで当館が開催してきた展覧会のポスターをバナーにして壁一面に貼り出しています。178件の展覧会のなかで、あなたの思い出の展覧会はありますか?とても感動したあの作品と出合った展覧会、初めてお子さんと一緒に見た展覧会・・・人それぞれ、思い出のエピソードとともに、唯一無二の時があったのではないでしょうか?皆さんの思い出の展覧会を選んでご投票ください。できれば、その時の思い出のエピソードも添えて。寄せられたエピソードの一部は、このブログなどでご紹介させていただきます。投票箱は、開館30周年を記念した展覧会「コレクションの5つの物語」展の会期中エントランスに設置しています。お気軽にご参加ください。アンリ・ルソーなどのフランスの素朴派の作品から始まる第1話から、ジャン=ミシェル・バスキアや荒木経惟などの作品が並ぶ第5話まで、当館の約1万6千点を超えるコレクションのなかから、様々なジャンルの作品を美術と生活をめぐる5つの物語に仕立て、ご紹介している本展は、1階の展示室でご覧いただけます。また、2階の展示室では、当館が開館した1986年に制作された作品や、美術館建設当時の記録写真などを展示した「ぜんぶ1986年―世田谷美術館の開館とともに」も開催中です。併せてお楽しみいただければ幸いです。