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企画展(終了)
“拡張する美術:アメリカン・アート 1960-1990”は、1960年以降のアメリカ現代美術の変遷を30人の作家、約90点の作品を通して俯瞰する展覧会です。 今日、アメリカ現代美術の表現は極めて多様化しているといえましょう。もはや額縁に入った絵画や台座に置かれた彫刻という範疇では語ることができないほど、美術表現は既成の枠を越え、拡張し続けています。その多様な作品を通して私たちは、アメリカの社会の状況や、歴史に対する解釈、私たちが直面している様々な問題を読みとることができます。 本展では、アメリカで活躍されている美術評論家のリン・ガンバート女史がゲスト・キュレーターとして全体の構成を担当し、多様な芸術表現をモダニズム(近代主義)からポストモダニズム(反近代主義)への推移として捉え、写真やヴィデオといった新しい素材を用いたものやポップ・アートの巨匠の大作、新しいコンセプチュアル・アートなどの作品を多彩に紹介いたします。
刊行物
目次「ごあいさつ」世田谷美術館、国立国際美術館、福岡市美術館、『拡張する美術』実行委員会「序文」リン・ガンパート「作品から額縁へ、そしてまた作品へ:過去30年間のアメリカ美術を考察する」リン・ガンパート出品作品〔作家名:リチャード・アーツシュワーガー、ジョン・バルデッサーリ、グレッチェン・ベンダー、サラ・チャールズワース、ナンシィ・ドゥワイヤー、ケイト・エリクソン/メル・ジーグラー、スーザン・エトキン、ジェニィ・ホルツァー、ジャスパー・ジョーンズ、ジョーセフ・コスース、バーバラ・クルーガー、ルイーズ・ローラー、シェリー・レヴィーン、ロイ・リキテンシュタイン、ゴードン・マッタ=クラーク、アラン・マッカラム、ブルース・ナウマン、クラウス・オルデンバーグ、スティーブン・プリーナ、ロバート・ラウンシェンバーグ、ジェームズ・ローゼンクィスト、デーヴィッド・サーレ、アンドレ・セラーノ、シンディ・シャーマン、ローナ・シンプソン、ロバート・スミッソン、ナンシィ・スペロ、ハイム・スタインバック、アンディ・ウォーホル、ローレンス・ウィーナー〕「モダニズム、ポストモダニズム、そしてその先にあるものは」ブライアン・ウォリス主要参考文献所蔵者リストフォト・クレジット奥付編集:ディオドラ・サマーベル編集協力:富井玲子、石井幸彦、黒田雷児、大貫淳子翻訳:木下哲夫、富井玲子リサーチ:エミリー・フィリップスデザイン:キャレン・サールスギヴァー制作進行:ICA, Tokyo Office、『拡張する美術』ニューヨーク・スタッフ日本語写植:中村精巧(株)印刷:大日本印刷(株)©1991年エッセイ著作権:執筆者/『拡張する美術』実行委員会©1991年翻訳著作権:『拡張する美術』実行委員会