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企画展(終了)
ジム・ダイン、デイヴィッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンシュタイン、ロバート・ラウシェンバーグ、ジェイムズ・ローゼンクイスト、フランク・ステラ。60年半ばにイギリスからアメリカへ移住したホックニーを含め、これら7人の作家は、戦後抽象表現主義からポップ・アートへ華やかな展開を見せたアメリカの現代美術の、まさに黄金時代を現出させた人々といってよいでしょう。彼らはまた、60年代から平行して版画制作にもとりくみ、現代版画の発展に大きく寄与してきました。比較的安価で受け入れやすい、絵画の二次的制作としての位置に甘んじがちであった版画を、斬新なアイディアと限界を知らない技術革新によって、全く別種の創造性に富んだ分野に開拓したのは、彼らアーティストとそれを全面的にバックアップする意欲的な版画工房のプリンターたちの強い結束に他なりません。彼らのたゆまぬ努力は、80年代に大きな革新と成果を見ることになりました。 本展は、アメリカ現代版画の発展と行動を共にしてきたニューヨーク近代美術館の版画・挿絵本部長リヴァ・キャッスルマンが企画し、リルジャ・コレクションから55点を選び、世界巡回展の一環として開催するものです。
刊行物
目次序文謝辞80年代の革新図版7人の巨匠たちジム・ダインデイヴィッド・ホックニージャスパー・ジョーンズロイ・リキテンシュタインロバート・ラウンシェンバーグジェイムズ・ローゼンクイストフランク・ステラ作家略歴/出品作品SOURCESPHOTOGRAPH CREDITS奥付展覧会企画:ニューヨーク近代美術館(版画・挿絵本部長 リヴァ・キャッスルマン)図録編集:株式会社淡交社編集協力:世田谷美術館(石井幸彦、遠藤望、北村淳子、塩田純一、清水真砂)翻訳:杉山真紀子表紙デザイン:L'oiseau de Nuit (1992)発行:株式会社淡交社©1992