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企画展(終了)
都市は、そこで生活する人々には意識されることなく、しかし刻々と姿を変え、またやがてそこに住む人々をも変えていきます。ここに、東京という都市に魅せられた7人の写真家がいます。彼らの名は、桑原甲子雄、師岡宏次、濱谷浩、高梨豊、荒木経惟、平嶋彰彦、宮本隆司。彼らは、視点やアプローチ。経歴などは全く異なるものの、東京という大都市の本質を見極める確かな眼を、共通して持っています。彼らの写真からは、それぞれの時代の空気や、生活者の息遣いまでも伝わってくるのです。本展は、早くから写真の収集にも力を入れてきた当館が、その写真コレクションの全貌をご紹介する初の試みとなります。会場には総数800点にも及ぶ写真が所狭しと並べられ、あたかも裏路地のような雰囲気を作り出します。その中を歩き回ることによって、都市というものの謎と魅力を感じとっていただきたいと思います。
ミュージアム コレクション(終了)
日々めまぐるしく変化し、多面的な顔と複合的な要素を併せ持つ巨大都市、東京。人によって思い描くイメージもさまざまでしょう。本展は、「東京の街」を中心的なテーマに据えて形成されてきた世田谷美術館の写真コレクションにより、1930年代から2000年代にかけ、時間軸を越えてこの都市のすがたを展望するものです。時代の移り変わりとともに数々の事象を呑みこみ、変貌を遂げてきたその重層的なあらまし――9人の写真家の眼がとらえた、それぞれの「東京」をご鑑賞ください。出品作家:桑原甲子雄(1913-2007)、師岡宏次(1914-1991)、濱谷浩(1915-1999)、高梨豊(1935-)、荒木経惟(1940-)、平嶋彰彦(1946-)、宮本隆司(1947-)、勝又公仁彦(作家の希望により生年は非公表)、萱原里砂(1969-)*コーナー展示 濱田晋作、濱田友緒の陶芸作品を展示します。
イベント(終了)
ある日の東京の街角。そこにはどんなドラマが展開していたのでしょうか?展示品に秘められた会話を、再現してみませんか?パワフルな表現力で話題の聾(ろう)俳優をゲストに迎える、異色の演劇ワークショップ!発表会場はなんと閉館後の”誰もいない美術館”です。
イベント(終了)
東京にこだわりながら写真による都市論を展開した高梨豊氏と共に、神楽坂周辺~新宿周辺を歩きます。
イベント(終了)
場所の記憶を追いかけながら「昭和二十年東京地図」を撮影した平嶋彰彦氏と共に、神田周辺を歩きます。
イベント(終了)
荒木経惟氏の映像(写真)と安田芙充央氏のピアノの即興演奏によるコラボレーション。上映会の後には、荒木氏本人によるミニトークも。
刊行物
目次 なし〔作家名:荒木経惟、桑原甲子雄、高梨豊、濱谷浩、平嶋彰彦、宮本隆司、師岡宏次〕奥付編集:石崎尚、高橋直裕編集補助:池㞍〔異体字:尻の九=丸〕豪介、高野歩翻訳:スタンリー・N・アンダソン印刷:株式会社ハシモトコーポレーション発行:世田谷美術館©2005