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企画展（終了）

生誕90年　時代を飛翔する画想　福沢一郎展

我国におけるシュルレアリスムの紹介者として知られる福沢一郎は、戦前の前衛絵画運動に大きな刺激を与え、その中心的存在となりました。また、戦後も地獄絵の連作をはじめとして、神話や歴史の中にテーマを求めて、壮大なスケールによる人間ドラマを描き続けています。昭和53年には文化功労者に選ばれ、今年1月には90歳を迎えられましたが、その制作意欲は衰えるどころかますます盛んで、驚嘆に値すると言えましょう。本展は、作者の出身地である群馬県の県立近代美術館と、昭和16年以来、居を構える世田谷の当館との共同企画により、福沢一朗の画業の全貌を御紹介するものです。

刊行物

『福沢一郎展　図録　生誕90年 時代を飛翔する画想』　

目次「福沢一郎の芸術　想念と現実のあいだに」中山公男作品図版「福沢一郎　生い立ちから戦前まで」染谷滋「福沢一郎　描かれたその人間像をめぐって　昭和20年から今日まで」橋本善八福沢一郎年譜　主要展覧会出品目録参考文献福沢一郎展出品リスト奥付編集：群馬県立近代美術館（染谷滋、徳江庸行）、世田谷美術館（橋本善八、石井幸彦）発行：群馬県立近代美術館、世田谷美術館制作：フレックス©1988 Gunma Prefectural Museum of Modern Art, Setagaya Art Museum, Tokyo