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企画展(終了)
濱田庄司(1894-1978)は、民芸陶器で第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、世界的にも知られる陶芸家です。大阪市立東洋陶磁美術館には、濱田と長年交流し、濱田の器を日々の暮らしで使い続けた堀尾幹雄氏(1911-2005)寄贈の200余点が収蔵されています。本展はこれらの作品を中心に、その創作の源泉として濱田が蒐集した素朴な器などと共に、暮らしに息づく濱田庄司の器の魅力をご紹介します。
企画展(終了)
日本の現代写真史に深くその名を刻む写真家・濱谷浩(1915-1999)。15歳でカメラを手にして以来、生涯にわたり独自の写真哲学を築いてきたその作品は、対象に寄り添いつつも常に客観的態度に貫かれ、ときに鋭いメッセージを私たちに投げかけます。本展は、濱谷の活動前半期にあたる1930年代から60年代の仕事に注目し、全5章の構成によって、その出発点から転換期までを辿るものです。早くから日本の風土に目を向け、民俗学的な視点から地方風俗を記録することに力を傾けた濱谷は、やがて社会的な使命感をもって、自らが対峙した現実を写真の力で伝えていくことに心血を注ぎます。その後、グローバルな活動を展開することとなる濱谷浩が、いかにしてその信念と姿勢を確立していったのか、ゆるぎない足跡を追います。
イベント(終了)
小学校中学年以上の子ども向けに作品を楽しむヒントをお話します。大人もご参加いただけます。
イベント(終了)
イベント(終了)
企画展毎に、様々な趣向を凝らした内容で、子どもから大人までその場で楽しめる簡単な工作などを行います。
刊行物
目次「濱田庄司についての断章」酒井忠康 「堀尾幹雄コレクションについて」出川哲朗第1章 創作の源泉1 京都市立陶磁器試験場時代から3年間の英国生活まで2 創作の糧となった濱田の蒐集品第2章 益子での創作の日々 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクション第3章 濱田庄司の茶碗 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクション益子へ新風を吹き込んだ濱田庄司の作陶と人柄濱田友緒氏インタビュー「濱田庄司年譜」編:宮川智美「濱田庄司関連主要参考文献」編:宮川智美作品目録奥付企画・構成:世田谷美術館編集:村上由美、清水真砂、橋本善八(世田谷美術館)編集補助:黒沼歩未執筆:出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館)/酒井忠康、村上由美(世田谷美術館)/宮川智美(大阪市立東洋陶磁美術館)翻訳:アーバン・コネクションズデザイン:森重智子(美術出版社 デザインセンター)制作:遊馬奈歩、住谷美都子(美術出版社 デザインセンター) 印刷:大日本印刷発行:世田谷美術館 © 2018
ブログ
ゲスト:濱田友緒氏 (陶芸家・濱田庄司孫 公益財団法人濱田庄司記念益子参交考館 館長)ナビゲータ:村上由美(当館学芸員)開催中の企画展「没後40年 濱田庄司展 大阪市立東洋陶磁美術館堀尾幹雄コレクションを中心に」に関連して、濱田庄司の孫で陶芸家の濱田友緒氏のインタビューをお届けいたします。ごゆっくりお楽しみください。企画展「没後40年 濱田庄司展 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクションを中心に」は、2018年8月26日(日)まで開催しています。また、2階展示室のミュージアム コレクションの小コーナーでは、濱田友緒氏の作品と友緒氏の父で濱田庄司の次男である濱田晋作氏の作品を紹介する「濱田窯の系譜―濱田晋作 濱田友緒展」を10月21日(日)まで開催し、「第2回濱田庄司登り窯復活プロジェクト」の記録映像もご紹介しています。この機会に是非ご覧ください。※セタビPodcastingについて
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今回のコラボ・メニューは、濱田庄司の生涯と創作にゆかりのある地を巡る、まるでお料理を通して旅するようなコースです。濱田庄司展コラボ・メニューのアミューズアミューズは、東京湾で取れる穴子の天ぷら。濱田庄司の生まれた神奈川県川崎市にちなみ、東京湾から出航です。濱田庄司展コラボ・メニューのオードブル続くオードブルは、濱田が東京高等工業学校(現・東京工業大学)を卒業後、釉薬の研究を行った京都市立陶磁器試験場にちなみ、京都の川床をイメージした夏の一皿。鮎の甘露煮が海洋深層水のゼリーと涼やかなお皿を泳ぎます。※夏の一皿は、鮎の甘露煮(とうもろこしのソーダ割りスープ付き)または、ハモ(夏野菜のソース)が選べます。濱田庄司展コラボ・メニューのメインメインは、バーナード・リーチと渡ったイギリスにちなんで伝統料理をアレンジ。サンデーローストのジャルダン風。ローストした肉にグレイビーソースをかけて、マッシュポテト、ヨークシャー・プディングが添えられます。濱田庄司展コラボ・メニューの締めの一品続いて、沖縄の地へ!沖縄そば風のカッペッリーニは、コンソメスープと豚の甘しょっぱい煮汁が絶妙な出会いの締めの一品です。濱田庄司展コラボ・メニューのデザート最後はもちろん、濱田の制作の拠点であり終のすみかとした益子にちなみ、栃木の季節のフルーツをつかった彩り美しいゼリーとソルベのデザートです。「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」…ご紹介したお料理に、バケットとデニッシュ、コーヒーか紅茶も付きます!緑まぶしい砧公園を望む世田谷美術館で、展覧会とともに、濱田が巡った各地を旅するお料理を、ぜひお楽しみください。
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6月30日(土)より「没後40年 濱田庄司展 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクションを中心に」が始まります。重要無形文化財保持者(人間国宝)として、国際的にも知られる濱田庄司(1894-1978)は、京都で陶芸の研究を行なっていた若き頃、陶芸家のバーナード・リーチに誘われてイギリスのセント・アイヴスで3年間作陶活動を行ないました。そして日本に戻り、都会の喧騒を離れて栃木県の益子に移り住み、益子の土と釉薬を基本に、新たな器の世界を開拓しました。健やかな美を求めた濱田庄司の作品は、緑の公園の背景に、とてもしっくり馴染みます。これから、夏の日差しに緑が冴える季節、涼しい展示室で、ゆったりと濱田庄司の作品と景色をご堪能いただければ幸いです。
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世田谷美術館では毎年夏休みにはたくさんの子どものためのワークショップをおこなっています。今年の目玉はなんといってもこれ!「濱田庄司展」に関連したワークショップ「こども美術大学 ツチ・ノ・チカラ美術大学」。このワークショップは3日間かけて陶芸について鑑賞と体験でじっくり学ぶものです。1日目は展覧会の鑑賞と器の制作、2日目は焼きあがった器の鑑賞会と展示、3日目は親子で栃木県の益子を訪れ、濱田庄司さんの窯を、お孫さんであり、現在、濱田庄司記念益子参考館の館長である濱田友緒さんのご案内で見学します。まず陶芸って何?を体験してから、益子の登り窯や濱田庄司さんが使っていた土や釉薬を実際に見ることができます!益子の濱田窯 登り窯に使用する薪益子の濱田窯の登り窯また、ワークショップで制作した器は8月1日~26日の期間、「ツチ・ノ・チカラ」展として当館の2階のライブラリーの前のスペースに展示します。鑑賞、制作、遠足、展覧会!と4つ揃った滅多にない贅沢な企画ですが、初日が夏休み前ということもあってか、まだ席に余裕があります!是非、ご応募お待ちしています。