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企画展(終了)
日々愛され使われた器、今日を生きるため描かれた絵画。 本展では、世田谷美術館のコレクションの柱をなす北大路魯山人の器と、アンリ・ルソーなど「素朴派」といわれる人々の作品を紹介します。篆刻、書画、陶芸、また料亭のディレクションなどを自在に手がけた才人ながら、毀誉褒貶の激しかった北大路魯山人(1883-1959)。そんな作家を長年支援した世田谷の実業家・塩田岩治が、妻サキとともに愛用した味わいぶかい魯山人作品は、「塩田コレクション」として当館に寄贈されたものです。ルソーやアンドレ・ボーシャンといった素朴派の描き手たちは、おのおのの人生を歩むなか、独学で表現を突きつめました。不思議な魅力をもつ彼らの作品は、生きることと表現することの分かちがたい結びつきを示すものとして、当館の活動のシンボルにもなっています。本展では魯山人の陶磁器など約50件、フランス、東欧、米国、日本などで生まれた素朴派絵画から約50点を精選。展示室の窓外に広がる自然も楽しみながら、日々創造的に生きることに思いをめぐらせる、またとない機会となるでしょう。〈ふれて、知る。「触図」体験コーナー〉当館は、視覚障害者の美術鑑賞に関する講演会を長らく開催してきたことをきっかけに、ルソーなどの作品の「触図」(手でふれて読み解く図)を制作しました。会場出口で実際にふれることができます。※手指消毒液を常備しております。触図制作:NPO法人視覚障害者芸術活動推進委員会
企画展(終了)
「やきもの作るんだって、みなコピーさ。なにかしらコピーでないものはないのだ。但し、そのどこを狙うかという狙い所、真似所が肝要なのだ。」 ―北大路魯山人― 世田谷美術館には、魯山人の窯場に水を引いた縁で、魯山人と親交を結ぶようになった、利根ボーリング社長塩田岩冶氏による、157件に及ぶ魯山人作品のコレクションがあります。本展では、このコレクションからの約100件を核に、古陶磁との関連が明瞭に窺われる魯山人の優品や、とくに高い美意識を示している作品を加えた約200件の魯山人作品と、魯山人が所蔵していた古陶磁28件を含む、長次郎、光悦、仁清、乾山などのゆかりの名陶約60件により、偉才魯山人の器の魅力を、彼が愛した古陶器との繋がりという新しい視点で探ってみようといたしました。 魯山人は、会員制高級料亭星岡茶寮の開設にあたり、茶寮で用いる食器類の制作を通して陶芸の道に入ったことはよく知られています。陶器制作に手を染めて以来、魯山人は、破片も含めた夥しい数の日本、中国、朝鮮などの古陶器を収集し、自らの作陶に役立てるべく日夜研鑽に励むようになりました。また、魯山人と親交のあった名士たちのもとで目にした数々の名品は、大いに魯山人の審美眼を磨いたことでしょう。さらに、当時かなりの話題を呼んだ、志野や織部などの桃山陶器の古窯の発見・発掘に携わったことも魯山人に大きな影響を与えたに違いありません。それらを通じ、魯山人が得たものとはいったい何だったのでしょうか。 これは、ひとり魯山人にのみに関わる問題ではなく、「伝統と創造」をめぐる文化および芸術の、より根源的問題を魯山人の作品を通じて考えてみる機会でもあります。
企画展(終了)
美味いものを食いたい・美しいものを使った生活がしたい―誰しもがもっている、そんな願望の追求に、天賦の才をかたむけ尽くして生きた男がいました。 北大路魯山人―明治末から昭和にかけて陶芸、書、絵画、と他方面にわたり活躍し、ことに料理を根底におくその独特の美意識は、近年ブームとも呼べるほど、大きな関心を集めています。本展は、そんな魯山人を支援したパトロンの一人、元利根ボーリング社長、塩田岩治氏によるコレクション約160点の全貌を魯山人と塩田氏の交流に触れながら、初めて一気に展観するものです。
ミュージアム コレクション(終了)
1986年3月30日、世田谷美術館は東京都西南部の砧公園内に、郊外型美術館として開館しました。今期のミュージアム コレクションは、当館が開館した1986年に焦点をあて、約1万6千点の収蔵品の中から、この年に制作された作品を集めてご紹介します。さまざまな作品が混在しますが、それらを一堂に集めることで、当時の社会と美術の動向が垣間見えるのではないか、という試みです。バブル経済がはじまったといわれるこの年、写真家の高梨豊と平嶋彰彦は、都市再開発ブームのなか、日々刻々と変わる東京の一隅にある生活風景を、スナップ写真として留めました。またこの年の6月10日に、赤瀬川原平、藤森照信らは現代版「考現学」ともいえる「路上観察学会」を結成し、都市に対してユーモアを交えつつ批評的なまなざしを向けた活動を行いました。新しい絵画の動向としては、ニュー・ペインティングが80年代初頭より注目を浴びます。荒々しい筆致と明るく強い色彩を特徴とし、世界のアートシーンを席巻しました。本展では、イタリアのサンドロ・キア、フランチェスコ・クレメンテをはじめ、横尾忠則や大竹伸朗などをご紹介します。なお、本展出品の横尾忠則の作品は、この年、当館の地下創作室で公開制作されたものです。小コーナーでは、当館の開館に先立ちご寄贈いただいた塩田岩治、サキ夫妻旧蔵の北大路魯山人コレクションを展示します、魯山人は、80年代に漫画『美味しんぼ』のモデルとして美食ブームの火付け役となり、当館での展示も話題となりました。また本展では、建築家・内井昭蔵が「公園美術館」や「生活空間としての美術館」といったコンセプトのもとに設計した世田谷美術館のデザインやその建築のプロセスを、模型や竣工当時の写真などでご紹介します。美術館が開館した年をあらためて見つめなおし、当館の美術館活動の原点を振り返る機会としたいと思います。
ミュージアム コレクション(終了)
東大寺本坊襖絵等を手掛けた日本画家・小泉淳作のデッサンと、木口木版の緻密さで、大型版画を制作する小林敬生の作品を紹介。小コーナーでは、北大路魯山人の作品を展示します。*扇形小展示室展示 北大路魯山人―器に描く(塩田コレクション)
ミュージアム コレクション(終了)
書、篆刻、陶芸、絵画、漆芸、そして美食家として名を高めた料理と多方面に才能を発揮した偉才・北大路魯山人(1883-1959)。しかし人を人とも思わぬ傲岸不遜な言動で、生前多くの敵を作りました。この魯山人と深い親交を結び、終生彼を支援し続けたのが、元利根ボーリング社長・塩田岩治氏でした。塩田氏は昭和の初めに魯山人と出会い、食器を制作するための窯場に水を引いた人物で、魯山人が窮地に追い込まれたときに救った実業家の一人でもありました。本展では当館にご寄贈いただいた塩田岩治氏旧蔵の魯山人作品約157件を、秋元茂の写真とともに一堂に展示いたします。当館収蔵の魯山人作品は、このような二人の親交を背景に、塩田家の生活の中で用いられてきた品々です。生活の中に息づく魯山人の世界を心行くまでお楽しみください。なお、書画作品は会期中展示替えがあります。また、小コーナーでは、「安齊重男の写真―1970~80年代 創造の現場から」と題し、アートドキュメンタリスト安齊重男の写真をご紹介いたします。*コーナー展示 安齊重男の写真―1970~~80年代 創造の現場から
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 保田春彦 デッサンによる人間探究第1章 77歳からの挑戦第2章 若き日の試み第3章 闘病デッサン第4章 保田春彦と友人たち第Ⅱ部 北大路魯山人―季節の器と志野70歳代後半を迎えた抽象彫刻家・保田春彦は、ふたたび創作の原点に戻り、日本とパリで1000枚を目標に裸婦デッサンに挑みました。本展では、そのうちの100点に50年代の初期デッサンを加えてご紹介します。また保田が深く交流した、土谷武、若林奮、柳原義達らの作品も展示します。そして当館所蔵の北大路魯山人(塩田コレクション)の名品もお楽しみください。
ミュージアム コレクション(終了)
第1章 人間国宝 山田貢の友禅染め第2章 北大路魯山人と世田谷ゆかりの工芸家第3章 世田谷ゆかりの日本画家特集展示 パリ憧憬―駒井哲郎 版画コレクション高山辰雄、吉田善彦などの日本画の作品と北大路魯山人、世田谷ゆかりの工芸家の作品を紹介します。特に今回は、世田谷ゆかりの友禅の重要無形文化財保持者(人間国宝)・山田貢の着物などの作品とともに、小下図や原寸大図など関連資料も展示し、知られざる氏の制作過程の一端に触れます。扇形の小展示室では、特集展示「パリ憧憬―駒井哲郎版画コレクション」として、駒井哲郎の師弟の交流を物語る長谷川潔の作品やメリヨン、ブレスダンなど駒井哲郎遺愛の銅版画を展示します。
ミュージアム コレクション(終了)
夏休み企画として子供たちに贈る展覧会。当館では、区立小中学校の子供たちの鑑賞をサポートするプログラム=鑑賞教室をおこなっています。鑑賞教室でガイドを務めるボランティア「鑑賞リーダー」が10年間の経験を生かして当館のコレクションから選んだ「子供たちのお気に入りの作品」を展示いたします。アンリ・ルソー、カミーユ・ボンボワなど。また魯山人のコーナーもあります。
ミュージアム コレクション(終了)
1954年、北大路魯山人は当時日米協会の会長を務めていたロックフェラーの招待で渡米し、アメリカの作家たちに少なからぬ影響を与えました。今回は、企画展のアメリカ現代陶芸とも比較しつつ楽しんでいただけるよう、当館所蔵の北大路魯山人作品を多数展示いたします。そのほか、新収蔵の山田貢作品や主要な絵画作品なども併せて展示します。
ミュージアム コレクション(終了)
第1部 第Ⅰ期第2部 アンリ・ルソーとフランスの素朴派の風景第1部 第Ⅱ期 (ルパート・スパイラ展)第2部 アンリ・ルソーとフランスの素朴派の風景第1部 第Ⅲ期 北大路魯山人 絵画と器第2部 アンリ・ルソーとフランスの素朴派の風景
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴画家にみる植物の表現第Ⅱ部 世田谷ゆかりの日本画家 巨匠六人展第Ⅲ部 北大路魯山人の織部を中心として
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画と現代美術第Ⅱ部 世田谷の巨匠五重奏第Ⅲ部 北大路魯山人の色絵を中心として
ミュージアム コレクション(終了)
素朴派の絵画駒井哲郎のブックワーク魯山人の絵と絵付
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 難波田史男展 - 透明な生命の炎 永遠の青春の軌跡第Ⅱ部 久永強 - シベリア・鎮魂第Ⅲ部 北大路魯山人 - 塩田コレクション
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 展示と輸送のために - 素朴派の絵画とオリックス・コレクション第Ⅱ部 よみがえる絵画たち - 世田谷ゆかりの作家第Ⅲ部 キズも美のうち - 北大路魯山人第Ⅳ部 美術品を守る脇役たち
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 欧米の絵画にみられる人物像(素朴派の絵画を中心に)第Ⅱ部 日本の近代絵画にみられる人物像を中心に、現代絵画の人物表現まで 第Ⅲ部 心の内面を表現する人物像第Ⅳ部 北大路魯山人コーナー(ライブラリー前ギャラリー)
ミュージアム コレクション(終了)
第一楽章 旋律の表現主義:アウトサイダーの素描を中心に第二楽章 物語る旋律:クレメンテがいざなう魂の航海、ほか第三楽章 “間”の旋律:魯山人の線/李 禹煥の線
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴な画家と自然第Ⅱ部 思いがけない出会い - 素朴の読解 -第Ⅲ部 北大路魯山人・植物の表現
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画第Ⅱ部 日常の淵から - 具象絵画の新しい流れ -第Ⅲ部 北大路魯山人 - 塩田コレクション
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画第Ⅱ部 彫刻:その多様な拡がり第Ⅲ部 北大路魯山人
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴画家にみる建築表現第Ⅱ部 日本的抽象の展開第Ⅲ部 北大路魯山人
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画第Ⅱ部 色の魔法 - 新収蔵品を中心として -第Ⅲ部 塩田岩次・北大路魯山人コレクション
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画 「素朴のまなざし -街と人- 」第Ⅱ部 時代と美術第Ⅲ部 塩田岩次・北大路魯山人コレクション
ミュージアム コレクション(終了)
第Ⅰ部 素朴派の絵画第Ⅱ部 女性の造型第Ⅲ部 北大路魯山人
ミュージアム コレクション(終了)
イベント(終了)
1986年とはいかなる意味をもつか。『東京大学「80年代地下文化論」講義』の著者に、当時の東京における文化状況を中心に独自の視線でお話しいただきます。
イベント(終了)
1986年に誕生した「路上観察学会」の一員としての活動を、当時のご自身のお仕事やメンバーとの交流などを交えて振り返っていただきます。
イベント(終了)
イベント(終了)
素焼きの小皿に絵付けをします。薬味入れ、小物入れ、インテリアに。お皿立て付。