(39件)
ブログ
世田谷美術館美術大学通信講座①~葉画家・群馬直美さんのアトリエ便りその4世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りします。美術大学の講師で“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんのアトリエ便り第4弾。今回は前回に引き続き、群馬さんのアトリエをお訪ねし、お送りします。群馬さんは「テンペラ」という卵を使う技法で作品を描いています。あの緻密で鮮やかな作品たちはどんな風に作られるのか?画材の観点から、その工夫とこだわりをお話いただきました。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。(撮影・編集:西山均)制作に必要な画材群馬直美 《イタリアと日本の葉っぱ(部分) 作品No…群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第4回(約20分)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
世田谷美術館美術大学通信講座②「自宅で毎日3分クロッキー」その4世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第4弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。今回は、前回の参加者からのご質問にもあった着彩について、ご紹介します。色とりどりに美しい季節、着彩クロッキーに挑戦してみてはいかがでしょうか?聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。自宅で毎日3分クロッキー 第4回(約28分)【講師からのアドバイス】画材について・着彩の場合は、クロッキー帳よりもスケッチブックがおすすめです。 (水を使うため、薄い紙は不向きです。)・紙パレットが便利です。実技について・色を「メモ」する気持ちで。・パレット上に、赤・青・黄の「三原色」と、白・黒をあらかじめ出しておいて、混色して色を探しましょう。・塗り絵にならないように。・筆でのびのびとクロッキーしましょう。・色は「下描きの後でつける」ものではありません。最初から捉えてみましょう。着彩クロッキー:三宅一樹 《目張図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《目張図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《鮎図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《鮎図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《浅蜊図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《浅蜊図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《玉蜀黍図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《玉蜀黍図》アクリル講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) などデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りします。美術大学の講師で“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんのアトリエ便り第3弾。今回は直接、群馬さんのアトリエをお訪ねし、完成に近づきつつあるツルムラサキの作品を拝見させていただきました。ツルムラサキの作品は年末に出版予定の「野菜の本」に掲載予定で、作品の制作と共に載せる文章も現在執筆されているそうです。クローズアップによる撮影で、群馬さんの目に見えている葉っぱの世界をお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。今回は撮影、編集に当館ボランティアとしていつもお世話になっている西山均さんにご協力いただきました。西山さんの映画作品は以前に、このブログでもご紹介させていただいています。(セタビブログ「美術大学32期生募集!—今がその時」)制作中のツルムラサキクローズアップの撮影ツルムラサキクローズアップ①ツルムラサキクローズアップ②群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第3回(約15分)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第3弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。今回は、この講座を配信するきっかけとなった「美術大学ステップアップ・デッサン講座」の参加者の皆さんから、クロッキーを続ける中での感想や質問を募集し、それにお応えする形でお送りします。また、皆さんのクロッキー作品もご覧いただきます。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※通信環境の影響で、音声が乱れる箇所があります。特にイヤホンで視聴されている方はご注意ください。箇所は11分10秒~17秒、11分28秒~40秒です。自宅で毎日3分クロッキー 第3回(約57分)三宅一樹《三度目の正直》 ボールペン三宅一樹《三度目の正直》 ボールペン庭のトカゲ(ニホンカナヘビ)を、三度目の正直の出会いで、ようやくクロッキー帳に捉えられました。すぐ動いてしまうものの代表の小動物。一瞬も眼が離せません。これこそクロッキーの醍醐味だなと感じます。三宅一樹《御神木》 ボールペン三宅一樹 《御神木》 ボールペン由緒ある神社の、樹齢約500年の御神木。あまりの威容と霊気に対峙して、意気込んでつい30分かかってしまいました。私にとってはこれもクロッキー。講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) などデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
三宅一樹《浅蜊》ボールペン世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第2弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。その1を掲載してから早2週間、皆様、クロッキーを続けていらっしゃいますでしょうか?今回はこの2週間の間の三宅さんの作品を見せていただきながら、クロッキーを続けることの意義についてお話しいただきました。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。自宅で毎日3分クロッキー 第2回(25分)講座名:「自宅で毎日3分クロッキー」対象:どなたでも内容:1日1枚クロッキーを描く(詳しくは動画をご覧ください)用意するもの:無地のノート、使い慣れた筆記用具(鉛筆やボールペンなど)。三宅一樹《浅蜊食後》【講師からのアドバイス】・線一本でもOKですが、毎日描くことがポイントです。・時には3分以上、または一日に何枚描いても良いのですが、頑張りすぎて続かなくならないように気をつけてください。・身の回りの、愛するものがモチーフとして最適です。(ペット、植物、愛用品など)・写真は使わず、自分の眼で見て描いてください。・画面の隅に、日付を入れてください。・紙は表裏両面に描かず、一画一面が良いでしょう。「クロッキーはメモであり、日記です」人に見せる必要はありません。ですから下手でも構いません。絵の経験も要りません。専門の道具も必要ありません。無地のノートと、ペンさえあれば大丈夫です。一日3分でも、毎日描いていると、心のスイッチがONになります。スイッチがONになれば、眼が開き、心も解放されます。ステイホームのこの時期だからこそ、身心を解放しませんか?講師:三宅一樹 三宅一樹《バナナ》ボールペン講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) など。セタビ Podcasting Vol.27(三宅一樹氏「世田谷美術館教育普及プログラム」音声コンテンツ)三宅一樹《スルメイカ》ボールペン三宅一樹《ブロッコリー》ボールペン三宅一樹《蛤に就いてⅠ》木彫刻デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。美術大学の講師で“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんのアトリエ便り第2弾。今回は現在制作中の作品の様子、執筆中の野菜の本のレイアウトについてお話いただきました。群馬さんの独特でユニークなトークとアトリエで緑を濃くしていく美しいツタの成長ぶりをお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※不慣れな撮影のため、お見苦しい画面が含まれます。酔わないようにご注意お願いしいます。制作中のツルムラサキの作品野菜の本のレイアウト見本制作中のツタの場所アトリエ風景群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第2回(20分)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
当館の名物ともいえる約半年にわたる長期講座「美術大学」、その通信講座版第2弾です。現在、休館中であるため、美術館に集まっての講座が開催できない状況で、途中で中止・延期になってしまった講座も数多くあります。そのひとつが「美術大学」の修了生を対象とした「美術大学ステップアップ・デッサン講座」。3月末まで全7回開催の予定が2月いっぱいまでの3回開催でお休みになってしまいました。その時はすぐにでも再開できると思っていたのですが、ひと月経過してみると、それが甘い考えであることがわかりました。だとしたら、ただ待っていたのでは過ぎていく時間がもったいない!できることをしようと気持ちを切り替え、講師である彫刻家の三宅一樹さんにご相談させていただきました。そこで、始まったのが「自宅で毎日3分クロッキー」です。4月4日に美術大学の修了生の方々に「自宅で毎日3分クロッキー」を呼び掛け、現在参加者55名。「クロッキー」とは、時間をかけるデッサンと異なり、素早く簡潔に線でものを捉える描写方法です。なんのことはない、ただ自宅で各自1日1枚3分クロッキーを描くだけなのですが、独りで描くのと、自分以外に54名がどこかで同じように毎日描いている、と思うのとでは、これが大違い。皆様もご一緒にいかがですか?今後も講師のコメント動画を定期的にこのブログでお送りしていきます。皆で1日1枚、クロッキーをコツコツ続けましょう!経験、年齢一切問わず!終息の折には、当館で「オフ会」ならぬ「クロッキー発表会」をおこないたく思いますので、その時にお会いできるのを楽しみにしています。自宅で毎日3分クロッキー 第1回(21分)講座名:「自宅で毎日3分クロッキー」対象:どなたでも内容:1日1枚クロッキーを描く(詳しくは動画をご覧ください)用意するもの:無地のノート、使い慣れた筆記用具(鉛筆やボールペンなど)。クロッキーをするのに必要な用具【講師からのアドバイス】・線一本でもOKですが、毎日描くことがポイントです。・時には3分以上、または一日に何枚描いても良いのですが、頑張りすぎて続かなくならないように気をつけてください。・身の回りの、愛するものがモチーフとして最適です。(ペット、植物、愛用品など)・写真は使わず、自分の眼で見て描いてください。・画面の隅に、日付を入れてください。・紙は表裏両面に描かず、一画一面が良いでしょう。「クロッキーはメモであり、日記です」人に見せる必要はありません。ですから下手でも構いません。絵の経験も要りません。専門の道具も必要ありません。無地のノートと、ペンさえあれば大丈夫です。一日3分でも、毎日描いていると、心のスイッチがONになります。スイッチがONになれば、眼が開き、心も解放されます。ステイホームのこの時期だからこそ、身心を解放しませんか?講師:三宅一樹 クロッキー:三宅一樹クロッキー:三宅一樹クロッキー:三宅一樹講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) など。セタビ Podcasting Vol.27(三宅一樹氏「世田谷美術館教育普及プログラム」音声コンテンツ)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。大学という名前ですが、正式な学校ではありません。ですが、内容はかなり濃く熱く本格的!講義と実技と鑑賞を組み合わせ、総合的に美術を学ぶ講座です。毎年応募にも人気をいただいていますが、何より修了された方々のその後の結びつきが強く、実はこの厚みがそのまま当館の普及事業の根底となっているのです。例えば、当館の誇るボランティア「鑑賞リーダー」450名の5分の4は美術大学の修了生ですし、友の会で積極的に活動している会員の方にも美術大学を修了された方がたくさんいらっしゃいます。さて、そんな美術大学ですが、現在OBを対象に実験的にオンラインミーティングアプリと動画による通信講座なるものを開催しています。その一部をこのブログでもご紹介させていただきたいと思います。第1回は美術大学の講師で、“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんに、アトリエから現在制作中の作品をご紹介いただきます。群馬直美さんといえば、先日当館の2階ライブラリー前スペースに展示されていた「下仁田ネギ連作」をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。現在は新作「ツタ連作」に取組み中。今後、このブログで制作の過程をご報告していきたいと思います。Shimonita negi, Allium fis…群馬直美「神の仕業―下仁田ネギの一生」展示風景 会場…群馬さんの独特でユニークなトークをお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※不慣れな撮影のため、お見苦しい画面が含まれます。酔わないようにご注意お願いしいます。群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第1回(18分)→「群馬さんアトリエ便り」をYoutubeで見るデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
ブログ
定年後、世田谷美術館の講座「美術大学」に入学するのが長年の夢だった誠一。しかし入学すれば7か月の間、週に2日も丸々掛かり切りになってしまう。現在、ある事情を抱えている彼は「美術大学」に申し込むことをためらっていた。そんなある日、時間を作って世田谷美術館で開催中の企画展「奈良原一高のスペイン」展を見に行くことにしたのだった。(美術大学修了生自主制作映画「今がその時」あらすじ)当館では、開館の翌年にあたる1987年より「美術大学」という講座を開講しています。「美術大学」は講義と実技と鑑賞を組み合わせ、5月から12月まで火曜日と木曜日の週2回10:30~16:30授業をおこない、総合的に美術を学ぶ講座です。講義は美術史や芸術学など。実技は絵画や彫刻、版画に加えて映画制作、身体表現など、美術の分野を幅広く体験いただきます。さて、修了後はもちろん、皆さん積極的に作品作りをし、同期で展覧会をおこなって発表したりするのですが、最近のおもしろい動きは「自主制作映画を撮る」ことです。そんな中で、ご自身が「美術大学」に入学した時の実際の体験談を元にした映画を撮ってくださった方がいます。「映画」ですので、もちろんフィクション部分もありますし、その方の目を通した「美術大学」は現実の「美術大学」とは異なるかもしれません。ですが、意を決して「美術大学」に入学し、振り返ってみて、それは正しい決断だったと感じている主人公の気持ちは間違いなく本物です。スタッフ・キャストも「美術大学」の修了生の方々です(一部、講師や当館の職員…わたしも学芸員役で出演しています)。もし、今「美術大学」に申し込まれるのを迷っていらっしゃる方がいたら、是非この映画をご覧いただきたく思います。日々の生活をこなしながら週に2回、美術館に通うのはとても高いハードルかもしれません。ですが、始めなければ何事も始まらないのです。美術大学32期生は2020年2月1日から3月31日までの募集となります—今がその時ですよ!自主制作映画「今がその時」(11分)●世田谷美術館「美術大学」について 詳しくはこちらをご覧ください。